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倉庫の屋根修理ガイド|雨漏り・劣化を防ぐ施工手順と業者選定法

メンテナンス基礎知識 2025.08.19 (Tue) 更新

倉庫の屋根修理ガイド|雨漏り・劣化を防ぐ施工手順と業者選定法

倉庫の屋根は、紫外線や雨風に常にさらされ、経年劣化が進むことで雨漏りや腐食といった深刻なリスクを抱えるようになります。特に法人施設の場合、屋根の不具合は単なる建物の問題にとどまらず、在庫商品の損害、稼働停止による納期遅延、取引先との信用問題など、経営全体に大きな影響を及ぼしかねません。

また、屋根修理や改修は決して小さな投資ではなく、施工内容や業者選定によってコストや効果が大きく変動します。だからこそ、屋根材の種類や劣化症状に応じた最適な修理方法を理解し、実績ある業者に依頼することが重要です。

今回のコラムでは、倉庫屋根の雨漏り原因から代表的な劣化症状、修理・塗装メンテナンスの選択肢、さらに業者選定のポイントまで、経営判断に必要な視点を整理して解説します。

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倉庫で発生する雨漏りの原因は屋根の劣化が大半

倉庫で発生する雨漏りの原因は屋根の劣化が大半

雨漏りの主な原因は、屋根の経年劣化であることが多いと言われています。特に屋根材の劣化、防水シートの劣化、板金部分の劣化は雨漏りに発展しやすく、できるだけ早く修理した方がよいでしょう。

屋根材の劣化

屋根材には様々な種類がありますが、どんな屋根材も紫外線や風雨にさらされ、年月が経つにつれて劣化していきます。倉庫の屋根でよく採用されるのは金属屋根ですが、金属屋根の劣化を放置すると、サビが発生するようになるため注意しましょう。サビが深刻化すると、屋根材はもちろんのこと、倉庫全体に穴が空いたり歪んでしまったりする可能性もあります。

防水シートの劣化

屋根材の下に敷かれた防水シートは、屋根材の隙間から入り込んだ雨水の侵入を防いでいますが、経年劣化が進行すると防水機能が低下します。防水シートの種類や環境にもよりますが、大体20年を過ぎると防水シートの機能は失われてしまうため、交換が必要です。

屋根の棟など板金部分の劣化

棟(屋根の頂上)などの板金部分は屋根の中でも特に厳しい環境下にあり、雨風や紫外線の影響を受けやすく、定期的にメンテナンスが必要です。板金部分もサビや変形によって穴が開くと、そこから雨漏りに発展する可能性も高くなります。経年劣化でなくとも、台風や強風の影響で破損したりズレたりすることもあるため、注意が必要です。

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倉庫の屋根に見られる劣化症状と修理方法

屋根の表面に下記の症状が1つでも見当たるならば、点検や修理をおこなった方がよいでしょう。確認が難しくとも、大型の台風が発生した後は点検をした方が安心です。

色褪せ

屋根の表面が色褪せている場合、塗装が機能を失いつつある証拠です。塗膜は防水や防サビなどを考える上で重要な機能を持ち、放置すると屋根材自体が劣化してしまうため、早めに塗装メンテナンスをおこなった方がよいでしょう。

欠け・ズレ

屋根の一部が欠けていたりズレていたりする場合は、雨漏りや腐食などが深刻化する前に早めに修理することをオススメします。早期に発見し修理できれば、部分的な修理で済むことも多く、修理費用をおさえられるでしょう。

ひび割れ

屋根材にひび割れが発生している場合は、経年劣化で耐用年数に達したか、地震や外部からの衝撃によって割れてしまった可能性があります。塗膜のみのひび割れであるなら、塗膜の経年劣化である可能性もあるでしょう。

いずれにしても放置すれば、ひびの隙間から雨風や害虫が入り込んでしまうため、できるだけ早く補修したいところです。軽度であるならひびを埋めて塗装するだけで済むでしょう。

コケ・カビの発生

コケやカビが広範囲に発生しているのであれば、屋根の防水機能が失われているのかもしれません。コケやカビは倉庫の腐食を招くだけでなく、人体に悪影響を及ぼす危険性もあるため、業者に清掃と防カビ処理や塗装メンテナンスを依頼した方がよいでしょう。

サビの発生

サビが発生している場合も、屋根の劣化が疑われます。倉庫の場合は金属製の屋根が多いため、サビが発生しやすく注意したいところです。できるだけ早くサビを処理し、防サビ加工を施して、塗装メンテナンスを施した方がよいでしょう。

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倉庫に多い!金属屋根の種類と特徴・耐用年数

倉庫に多い!金属屋根の種類と特徴・耐用年数

多くの倉庫は金属屋根を採用していますが、金属や根にも種類があり、それぞれ特徴や耐用年数が異なります。

ガルバリウム鋼板

・耐用年数は20年~30年

・1~2度は塗装メンテナンスが必要

ガルバリウム鋼板はサビに強くて軽く丈夫なので、近年もっとも採用率の高い屋根材の1つです。ガルバリウム鋼板の耐用年数は20年~30年ですが、15年程度で表面のコーティングが機能を失うため、1~2度ほど塗装メンテナンスが必要になります。

ジンカリウム鋼板

・耐用年数は30年~50年

・塗装メンテナンスはあまり必要ない

ジンカリウム鋼板はガルバリウム鋼板と似た素材ですが、日本で流通しているものの多くは表面に石粒が吹きかけられています。ガルバリウム鋼板よりも丈夫でメンテナンスの頻度も少なめですが、定期的なメンテナンスや点検は必要です。

トタン

・耐用年数は10年~20年

・塗装メンテナンスは必須

トタンはガルバリウム鋼板などが普及する前は倉庫の屋根として採用されることもありましたが、最近ではあまり使われません。耐用年数が短く塗装メンテナンスを怠るとすぐにサビてしまいます。既に10年以上経過しているのであれば、塗装メンテナンスより葺き替えをおこなった方がよいかもしれません。

ステンレス

・耐用年数は50年以上

・とても丈夫でサビに強いが高額

ステンレスはとてもサビに強く優秀な屋根材です。ただし価格がとても高いため、一般的な倉庫ではあまり採用されません。とてもサビやすい環境下であるか、大型の倉庫に向いています

葺き替えより安い!倉庫屋根の塗装メンテナンス

屋根材が耐用年数に達していない場合や、劣化が軽微である場合は、葺き替えよりも塗装メンテナンスをおこなった方が安く、現実的です。

塗装メンテナンスの効果は?メリット・デメリット

塗装メンテナンスでは、屋根の修繕やサビ止めなどの下処理をおこなった上で塗装をしていきます。塗装することにより防水性や防サビ性、防汚性などが復活し、屋根材は機能を取り戻すでしょう。

デメリットとしてあげられるのは、塗装はコーティングのようなものであって、屋根材自体を修復する効果はありません。したがって重度に劣化した屋根や、耐用年数に達している屋根材には向いておらず、葺き替えが推奨されます。

倉庫の屋根に最適な塗料の種類

倉庫の屋根はサビやすく、一般的な戸建てよりも敷地が大きいため、できれば防サビ性・耐久性・耐候性などに優れた塗料を採用したいところです。一般的な住まいではシリコン塗料が主流ですが、高耐久な塗料を求める場合はフッ素塗料や無機塗料をオススメします。

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屋根修理業者の選び方(工場・倉庫の場合)

屋根修理業者の選び方(工場・倉庫の場合)

屋根修理業者の選び方についても解説しますので、こちらも覚えておくとよいでしょう。いずれか1つではなく、なるべく多く実施することをオススメします。

工場や倉庫の施工実績を確認する

業者に工場や倉庫の施工実績があるか確認しましょう。特に大きな倉庫の場合は、一般的に場戸建てと比べると工事の規模がまるで違うため、実績や経験は重要です。

自社施工の業者に直接見積りを依頼する

自社施工の業者であれば技術が安定しています。また直接依頼すれば仲介手数料をとられないため、費用もおさえられるでしょう。

数社に見積り依頼を出し、提案や費用を比較する

1つの業者に見積り依頼を出すだけでは、提案内容や費用が適切であるか判断が難しい場合も多いでしょう。できれば数社に見積りをおこない、比較することをオススメします。ただし「安価=よい業者」とは限らない点に注意してください。極端に安価な場合は、安価なりの理由があるはずなので、なぜ安価なのかを確認しましょう。

アフターサービスや保証をしっかりと確認する

倉庫の屋根修理においては施工後のアフターサービスや保証も重要です。アフターサービスに定期点検が含まれていれば、今後の劣化や破損も素早く発見できるため、安心できるでしょう。

倉庫屋根修理で経営リスクを回避するなら中山建装へ

倉庫屋根修理で経営リスクを回避するなら中山建装へ

倉庫の屋根修理は、単なる建物メンテナンスではなく、企業資産を守り、稼働率を維持し、突発的な損害を防ぐ経営施策です。劣化を放置すれば修繕費は高騰しますが、早期に適切なメンテナンスを行えば、費用を抑えつつ長期的な安定運用につなげられます。

倉庫工場の塗装、雨漏り補修専門店(株)中山建装では、工場・倉庫の施工実績に基づき、点検から修理、遮熱・防錆に優れた高耐久塗装まで一貫対応が可能です。複数社比較による費用検討や保証付き施工のご提案も行っております。倉庫の屋根修理・改修を経営課題として検討される際は、ぜひ中山建装にご相談ください。お問い合わせはフォーム、メール、お電話、またはショールームで承っております。

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