折半屋根におすすめの塗料をご紹介|【厚木市で外壁塗装・屋根塗装をするなら中山建装
皆様、お世話になります。
神奈川県の工場倉庫改修専門店の中山建装です。
工場の屋根の多くは「波形スレート屋根」か「折半屋根」かを選択されることが多いです。建設コストを抑えることにもつながるので、他のタイプを選ぶことはないでしょう。
この工場に選ばれやすい屋根ですが、しっかりとメンテナンスしていかないと耐用年数よりも早く寿命を迎えてしまうということを覚えておいてください。そして、最もポピュラーであり、定期メンテナンスの最重要項目となるのが「塗装工事」です。
屋根塗装を行うことによって、屋根材の寿命を維持・延命していくというのが、私ども外壁塗装業者の立ち位置であり、建物を長期間使用し続けるために必要な判断を適切に行なっています。
この塗装をする際、ポイントになってくるのが「使用する塗料」です。どのような塗料を使用するとどんな効果を期待できるのか、どれだけの期間効果を維持し続けることができるのかという点を考えていきましょう。
今回のお役立ちコラムでは「折半屋根に効果的なおすすめの塗料」をご紹介したいと思います。
折半屋根に付与したい効果
折半屋根という名前からは、どんな素材を使用しているのかが見えてきません。まずはここをしっかりと把握しておきましょう。
折半屋根は、一般的に「金属製」の屋根です。つまり、大きな問題は「サビの発生」だということが自然と見えてきますね。これだけはなんとしても避けていきたい問題です。
さらに、金属製の屋根材の多くは「薄く軽い」という特徴を持っていることもあり「断熱性能」に懸念が発生するのを覚えておきましょう。基本的に屋根裏が存在しない屋根の構造になっているので、屋根による断熱は期待できません。
これらを踏まえて、どんな性能を持った塗料を選択すべきか考えてみましょう。
遮熱性
断熱性が弱い折半屋根の場合、塗料による「遮熱性」は必須だと言っても過言ではありません。近年の異常気象による猛暑が続いておりますが、遮熱性のあるなしは、場内で働いている作業員の健康面にも直結するほど重要な項目だと考えられるようになっています。
遮熱性の効果としては、場内に熱を伝播しないように「跳ね返す」というものが挙げられます。決して熱が完全にシャットアウトできるわけではないのですが、遮熱性によって「屋根表面の温度上昇を抑える」ことができるため、場内に影響する熱伝導が低い状態に抑えられるのです。
通常、場内に伝わる熱というのは「屋根を介して伝わってくる温度」が入り込んでしまうので、屋根の表面温度が高いほどに場内の温度上昇は高くなってしまいます。遮熱塗料は、屋根表面の温度上昇を抑えるので、場内温度の上昇が緩やかに抑えることができるというわけです。
ただし、夏場の温度上昇を抑えられる反面、冬場はその効果が逆効果を生んでしまう地域も出てきます。地域性によっては、遮熱塗料が悪さを及ぼすこともあるということは理解しておいてください。
ちなみに、神奈川県内であればほぼ心配する必要はないでしょう。
高耐候性
工場の屋根の面積は、住居に比べると圧倒的に広く、1回の塗装メンテナンスでも数倍もの費用がかかってしまいます。そのため、できる限り少ないメンテナンス回数で対処できるような塗料を使用すべきです。
このような特性を持った塗料は、残念ながら「1回のメンテナンス費用が高い」ということを覚えておきましょう。高機能な塗料を使用すれば、当然コストに反映してしまうのです。
ただし、1回のメンテナンスコストが高かったとしても、トータルのメンテナンス回数が少なくなるのであれば、決してコスト高になるとは限りません。
1回100万円かかる10年保証の塗料と、150万円かかる20年保証の塗料を比較してみると、以下のようなコスト差が生まれることがわかります。
年数 |
10年保証塗料 |
20年保証塗料 |
10年 |
100万円 |
0万円 |
20年 |
100万円(200万円) |
150万円 |
30年 |
100万円(300万円) |
0万円 |
40年 |
100万円(400万円) |
150万円(300万円) |
20年ごとに50万円の節約ができることがわかります。トータルコストを考えると、1回のメンテナンスコストが高いロングライフ性能に期待できる塗料の方が、最終的にローコストでメンテナンスできるということです。
確かに1回の費用負担は大きくなってしまうのですが、資金準備期間も長く設定できるので決して対応できないほどの負担にはならないということがわかります。
防錆性
折半屋根は金属製の屋根です。サビによる被害は、確実に場内作業に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。そのようなことになれば、メンテナンス以前に作業ストップとなる可能性が出てしまうので、工場使用者にとっては事業運営の大打撃となってしまいます。
最悪の場合、工場オーナーに対し損害賠償請求が発生するかもしれません。自社工場であれば、場内設備にまで悪影響を及ぼしてしまうので、売上が一気にガタ落ちになってしまう可能性も出てきます。
屋根塗装を行う際には、折半屋根がサビないように「防錆性」を持っている塗料を使用するのはとても重要となるでしょう。
これから発生するサビを食い止めるだけでも良いのですが、すでに発生しているサビの侵食を食い止めるような効果を持っている塗料を使用することをおすすめします。どれだけ綺麗にケレン作業を終わらせたとしても、傷ついた金属はその場から酸化が始まってしまうので、ケレン後の洗浄をすればその時点で小さなサビが発生してしまうのです。
そのため、外からのダメージを抑えるだけではなく、内部からしっかりとサビ止めができる塗料を使用することが重要になるのです。
防水性
塗料に防水性がないのであれば、それはただの絵の具と言っても良いでしょう。全く意味がありません。しっかりと雨水の侵入を防いでくれる効果を長期間発揮してくれる塗料を選びましょう。
しかし、防水性が高いからといって、作業中の「臭い」が強すぎるものは考えものです。溶剤を使用するタイプの塗料の場合、どうしても溶剤臭が立ち込めてしまい、場内が夷州騒ぎになってしまうことも少なくありません。
そのため、できる限り異臭の少ないタイプの塗料が望ましいです。どんな塗料でも多少の臭いは出てしまいます。それこそ、絵の具やクレヨンでさえ臭いが出てしまうほどです。外壁塗装用の塗料に臭いが出ないなんてことはまずあり得ません。
だからこそ、異臭発生が最小限に抑えられる塗料を使用する必要があるのです。
超低汚染性
屋根塗装を行うと、一時的に屋根に存在する汚れが全て失われます。しかし、1週間も時間が経過すれば、屋根には立派な汚れの塊が付着してしまうでしょう。この汚れですが、場内に熱を伝えてしまう「熱源」になるということを知っていましたか?
まるで冬の「カイロ」のような役割を果たしてしまうのです。熱を自身に留めてしまい、じわじわと場内へと熱を伝えていきます。遮熱塗料によって屋根表面温度を抑えていたとしても、その上にある汚れが熱源となって仕舞えば、せっかくの遮熱性すら無意味と化してしまうのです。
そんなことにならないために重要な効果というのが「超低汚染性」です。
屋根に汚れが付着することを許さず、万が一付着してしまった汚れは「雨の力」によって洗い流すことができる効果があります。そのため、洗浄コストも大幅に削減できるという便利な塗料になっています。
折半屋根におすすめの塗料
では、実際にどんな塗料を選べば良いのかというポイントを探っていきましょう。弊社がおすすめするのは「アステックペイント」の塗料です。はっきり言って、塗料の価格自体はお高め。ですが、そのコストが圧倒的に高機能に反映されているため、選んだことに後悔しないで済むのです。
中には高いだけの粗悪な塗料もあるので、さまざまな塗料を検討した上で使用するものを選びたいという方はご注意ください。大事なことなのでもう一度言います。
「さまざまな塗料を検討した上で使用するものを選びたいという方はご注意ください。」
プロがなぜアステックペイントを選んで使用しているのか、なぜ高価な塗料をわざわざ使用するのかという点ですが、圧倒的な満足度につながるからなのです。
アステックペイントの塗料と同等の塗料メーカーはいくつかあります。その中でもアステックペイントを選ぶのには、やはりワケがあるのです。
スーパーシャネツサーモシリーズ
遮熱塗料の決定版とも言えるのが「スーパーシャネツサーモシリーズ」です。圧倒的な遮熱性の高さと、耐候性の高さが自慢の塗料になっています。フッ素塗料を使用するのか、シリコン塗料を使用するのかは、その時に用意できるメンテナンスコストで選べば良いでしょう。
効果の高さとしては、シリコンでもフッ素でも大きな差はありません。しかし、フッ素塗料を選ぶことでロングライフ性能が段違いにアップするので、少しでも長い期間で遮熱性能を発揮して欲しいという方はフッ素塗料を選ぶべきでしょう。
おすすめポイント |
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効果 |
遮熱性 |
特徴 |
場内の作業環境が快適になるため、作業効率がアップする屋根用塗料 |
耐用年数 |
シリコン:13〜16年 フッ素:16〜20年 |
超低汚染リファインシリーズ
アステックペイントの代表的な塗料である「超低汚染リファインシリーズ」は、外壁用と屋根用で特性が異なります。工場の場合は全体を屋根用塗料で塗装しても問題ありません。むしろ、工場の外壁をわざわざ外壁用の塗料を使用するという方はほとんどいません。
というのも、外壁用の塗料は「美観重視」の成分配合になっているため、塗り上げた後がしっかりと艶感や発色の良さをポイントとしているのに対し、屋根用塗料は「耐久性・耐候性」を重視して成分配合されているからです。
しっかりと超低汚染性を長期間維持するためには、外壁用よりも屋根用を使用する方が効果的です。ただし、外壁用のような美しさは控えめになってしまうということを覚えておきましょう。
外壁用は「1000」屋根用は「500」と表記されているので一目で判断できます。
おすすめポイント |
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効果 |
超低汚染性 |
特徴 |
汚れの付着だけではなく、付着した汚れまで圧倒的な低汚染性によって排除してくれるため、屋根の熱源を許さない |
耐用年数 |
シリコン:15〜18年 アクリルシリコン:15〜18年 フッ素:20〜24年 |
EC-100PCM
アステックペイントの技術の粋が詰まっている「ピュアアクリル樹脂」を使用しているのが「ECシリーズ」です。その中の屋根用塗料が「EC-100PCM」となります。
圧倒的防水性能を発揮してくれるピュアアクリル樹脂は、折半屋根のサビ被害を「塗膜」によって防いでくれるのです。サビが発生すると、進行した先にあるのは「穴空き」です。この時、EC-100PCMは塗膜を維持し続けてくれるため、場内への水漏れ被害を防いでくれます。
ピュアアクリルの脅威的な伸縮率は、なんと「600%」というとんでもない性能を持っているため、ちょっとした穴空きやひび割れではびくともしません。
おすすめポイント |
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効果 |
防水性 |
特徴 |
伸縮率600%の防水膜が水漏れ被害をブロック |
耐用年数 |
15年〜 |
ラス・トレイント
これまでご紹介してきた「上塗り材」とは違い、ラス・トレインとは「下塗り材」になります。サビが発生した屋根材をケレン作業でしっかりとフラットな状態にしたところに塗布していくことで、根深いサビを不活化、これから発生しようとしているサビも不活化、水分と酸素を完全に遮断するので、塗布後のサビ被害を完全ブロックしてくれるのです。
ただし、ラス・トレイントを下塗り材に使用した後は「金属材用塗料」を使用することをおすすめします。
おすすめポイント |
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効果 |
防錆性 |
特徴 |
サビの根っこから不活化できるため、見えない場所の劣化を食い止めることができる |
耐用年数 |
次回メンテナンス時まで |
中山建装で選ぶ、折半屋根の最適な塗料で長寿命のメンテナンスを
折半屋根のメンテナンスには、耐久性や防錆性、遮熱性など、さまざまな機能を持つ塗料の選定が重要です。適切な塗料を選ぶことで、工場の屋根の寿命を大幅に延ばし、コスト削減にもつながります。
アステックペイントの塗料は、その高機能と信頼性から、私たち倉庫工場の塗装、雨漏り補修専門店(株)中山建装でも自信を持っておすすめしています。どの塗料を選ぶかは、お客様の工場の状況やご希望に応じて最適なものをご提案いたします。塗料の選定にお悩みの際は、ぜひ一度中山建装にご相談ください。
お問い合わせは、問い合わせフォーム、メール、お電話、またはショールームへのご来店にて承っております。経験豊富なスタッフが、最適な塗料とメンテナンスプランをご提案し、折半屋根の長寿命化をサポートいたします。